BMW 740Le xDrive
公開 : 2016.08.03 05:40 更新 : 2017.05.23 10:23
技術的な驚嘆。ラグジュアリー・セダンとしての優秀さ。ただ、運転手付きのクルマとして、デフォルト・チョイスになる可能性は低い。
■どんなクルマ?
こんにちにおけるBMWの技術力の集大成、という言葉がBMW 740Le xDriveにとってふさわしいかもしれない。カーボン・コア構造、ハイブリッド・パワートレイン、7kWhのバッテリーが特徴。こちらのトップ・グレードに至っては4WDシステムも採用している。
2.0ℓ4気筒 ‘ツインパワー’ ターボ・ガソリンは269psと40.8kg-mを発揮。これは、2.0ℓ4気筒ガソリン・エンジンを搭載する市販製品としてはかなりパワフルでることを意味する。これを113psと25.4kg-mを生みだすモーターがアシストする仕組みで、トランスミッションは8速 ‘ステップトロニック’ オートマティックだ。
専用設計のキャスト・アルミ・ケースの中にはリチウム・イオン・バッテリー・パックが収まり、これらがリア・シートの下に格納されている。つまり、もともとこの部分にあったガソリン・タンクは搭載位置の変更を余儀なくされた。ガソリン・タンクの容量は46ℓ。トランクの容量も420ℓと小さくなったが、フロア下に追加の荷室がある。冷却は、エアコンのシステムが担う。