キア・ニーロ・ファースト・エディション
公開 : 2016.08.04 05:30 更新 : 2021.03.05 21:36
■どんな感じ?
見た目は小さなSUVといったところだが、全高はわずか1535mmしかなく、日産パルサーと同じくらいである。よって、乗り込むには姿勢を低くする必要がある。
ただ、腰を降ろせば、標準のレザー・シートはややフラットで硬めだが、前後ともに背の高い大人にとって十分すぎるほどのスペースがあり、荷室はクラスの標準と比較しても広く、パワートレインの犠牲になっていない。
ダッシュボードのデザインは彫刻的でメーターやインフォテイメント・スクリーンはクリアかつ使いやすい。
マテリアルもやわらかいタッチのものが多く、肩の高さまで質に手を抜いていないところがいい。硬いプラスティックもあるが、安っぽさよりもソリッド感の方が強く感じられ、仕上げもよい。
走りだしても室内は静かでスムーズだ。メカニカルも非常に洗練されているため、リラックスした気持ちでドライブできる。デフォルトの ‘エコ’ モードでは、アクセルとギアボックスが程よくおだやかに反応し、峠道でも、そう簡単に内燃機関がONにならないのもいい。