トヨタ・アイゴ Xクルーシブ
公開 : 2016.08.05 05:40 更新 : 2017.05.29 18:47
マニュアル・ギアシフトの操作感も心地がいい。よって燃費だけを考えて運転することもむずかしくない。ギアボックスに関するわずかな問題といえば、ゲート間が近接している点だろうか。ミス・シフトが少なくない。
さすがにうねりが続くとボディが落ち着かなくなるが、乗り心地にも特に不満はない。大きなバンプを踏んでも車体が大きく動揺することは少ない。
ただ盤石性に関してはフォルクスワーゲンUp!やヒュンダイi10の方が秀でている。念のために書いておこう。
高速道路に乗ると、驚きはさらに増す。さすがにスピードがでるまでプッシュしてやる必要があるが、そこからは驚くほど落ち着いているのだ。
それよりも気になるのは、キャンバス・トップを擦る風の音の方だ。素材が素材だけに不可避かもしれないが。
インテリアはモデル名のように ‘エクスクルーシブ’ とはいえない。レザーがシートやステアリングにあしらわれているものの、傷のつきやすいプラスティックが多いのだ。
このクラスのクルマとしては一般的かもしれないが、フォルクスワーゲンの方が、見た目を安っぽく見せないように努力していることがわかる。