地元のボルボ・ディーラーは、ロリポップ・レディー(通学路にある横断歩道指導員)を後援している。‘安全で頼れる、家族にやさしいメーカー’ というブランド・バリューにマッチしているとわたしは思う。

ここ最近はボルボそのものも増えた。それにすっかりスタイリッシュになった。ロリポップ・レディが着ている蛍光イエローのウェアがブランド品になり、指導用の旗がHDディスプレイに変わったみたいに。

その代表格がボルボXC90だろう。標準グレードであれば£46,850(633万円)で買うことができる。しかし似通った価格でセカンド・ハンドの現行レンジローバーもあるではないか。はて、どっちがいいのだろう?

8万km走った2013年式レンジローバー・ヴォーグTDV6の価格とすり合わせるために、エントリー・レベルのボルボXC90 D5に£2,150(29万円)のエア・スプリング、£1,000(14万円)の20インチ・アロイ・ホイールを追加した車体をわれわれはピック・アップした。レンジの3.0ℓV6ユニットに比べると、XC90が搭載する2.0ℓ直列4気筒ユニットは役不足だと感じるかもしれないが、実は最高出力の差は32psしかない。車重差も開いているので0-100km/hタイムは同値である。