カルマ・レヴェロに太陽電池ルーフ
公開 : 2016.08.13 04:00 更新 : 2017.06.01 01:27
カルマ・レヴェロに太陽電池を取り付けたルーフの写真が公開された。このカルマ・レヴェロは、今は亡きメーカー、フィスカーのカルマを継いだもので、基本的なデザインは、フィスカー・カルマから大きく変わらないモデルだ。
フィスカーは2013年に資金不足のために倒産してしまったが、現在、その権利を含めて中国のワンシャン・グループ(万向集团)がオーナーとなり、フィスカー・オートモティブ時代の’車名’であるカルマを’社名’とし、カルマ・オートモティブの名前のもとアメリカ企業として再スタートしている。つまり車名は、すこしややこしいがフィスカー・カルマからカルマ・レヴェロになったわけだ。
レヴェロに取り付けられることになった太陽電池ルーフは、専用の装備となる。太陽電池ルーフは既に日産リーフで実用化されているが、カルマによればアメリカのメーカーとしては初採用だという。
レヴェロのパワートレインについては公表されていないが、旧いフィスカー・カルマのドライブトレインとバッテリー技術をブラッシュアップしたものが搭載されるようだ。ちなみに、フィスカー・カルマのパワートレインは、2.0ℓの4気筒ターボ・エンジンと2基のモーターを組み合わせたものだった。また、そのプラグイン・ハイブリッド・システムは、モーターのみで48km以上の航続距離を誇った。
レヴェロは、従来から引続ハイブリッド・モデルと、EVモデルの2本立てとなりそうで、テスラSやポルシェ・パナメーラがそのライバルとなるという。また、将来的にはポルシェ・ミッションEも対抗馬となる。
カルマ・オートモティブは来月、レヴェロの詳細を明らかにする予定だ。また、レヴェロの生産は今年後半からカリフォルニアの工場で行われる予定だ。
▶ 海外ニュース / カルマ、EVスポーツのレヴェロを今夏発売
▶ 海外ニュース / フィスカー、2015年に再起動
▶ 海外ニュース / フィスカー、財政面で不安あり