アストン マーティン・バルカン

公開 : 2016.08.16 05:50  更新 : 2017.05.29 18:20

シートは2座あり、パッセンジャー側は固定式。ドライバー側は前後にスライドできる。両方とも6点式ハーネスがつき、インカムを通じてアドバイスを受けられる。

ペダルは3つ備わり、特大のギアシフト・インジケーターが備わる。メーターはデジタル式だ。シートに腰をおろすと、ドアは自分では閉じられない(届かない)。

ステアリングのボトム部分のスタート・ボタンを押すとバンッという爆発音とともにエンジンがかかる。クラッチ・ペダルを踏めば、軽々と奥に沈みこむ。

せっかちなキャラクターや気難しさはレーシングカーさながら。エアロや空気口はルックスのためではなく一途に機能を追求した結果のためにある。走りださなければという義務感とともにアクセルを踏みこみ発進する。

スロットル・レスポンスは極限まで研ぎ澄まされている。558psでもかなり怖いのに、685ps、832psとモードを切り替えていく……。あぁ。

832psという数値は、現代のロードカーとしては桁違いのものだ。ランボルギーニアヴェンタドールSVやフェラーリF12tdfでさえ、到底及ばない。

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