フォルクスワーゲン・パサートGTE
公開 : 2016.08.22 05:50 更新 : 2017.05.29 18:56
VWパサートGTEは素晴らしい経済性とパワーが自慢だが、そのぶん値段もしっかりと高い。
■どんなクルマ?
パサートGTEは、ボルボS60プラグイン・ハイブリッドやBMW 330eのライバルとして生まれ、日に日にラインナップが増えているプラグイン・ハイブリッド市場を戦い抜くことを使命としている。
先進的なドライブラインはゴルフGTEと共通であり、‘ゼロ・エミッション走行ができるEV’ という立ち位置と ‘ハイブリッドゆえの効率が自慢の長距離走行車’ という立ち位置の両方が求められているから大変だ。
2013年から2016年の3年間における英国内のプラグイン・ハイブリッド車の登録台数は3500台から7万5千台まで膨れあがった。パサートGTEが全体のうちどれほどの割合を占めるかがVWにとっては重要である。
ボンネットの下には166psと25.4kg-mを発揮する1.4ℓ4気筒ガソリン・エンジンがマウントされており、これをモーターが加勢することで、トータルの出力は218psと40.8kg-mに達する。
ドライブ・モードは、E-モード、GTEモード、バッテリー・ホールド・モード、バッテリー・チャージ・モード、ハイブリッドがあり、専用に仕立てられた6速DCTがパワーをうまく割り振る。