ビジョン・メルセデス-マイバッハ6を正式アナウンス

公開 : 2016.08.20 04:40  更新 : 2017.06.01 00:44

このウェブサイトでも度々その情報を掲載してきたが、今週行われるベブルビーチ・コンクール・デレガンスに出展されるワンオフのコンセプト・モデル、ビジョン・メルセデス-マイバッハ6が正式にアナウンスされた。それによれば、いままで詳細が漏れ伝わってこなかったこの全長が6mを超えるガルウイング・クーペのパワーユニットが745psのモーターであることが明らかになった。

ビジョン・メルセデス-マイバッハ6の登場は、新しいロールス・ロイスレイスに対抗するクーペ・モデルをマイバッハが考慮しているということのアピールである。

シュツットガルトにあるメルセデスの主メイン・スタジオで、ゴードン・ワーグナー率いるデザイン・チームによって作り上げられたデザインは、最新のデザインの流れを持つが、そこには古典的なマイバッハのテーマが現代風に解釈されている。

フロント・グリルには25本のバーチカル・ストラットが付けられる。このデザイン手法は、通常のメルセデスとマイバッハを区別する手法として、今後のマイバッハに使用される可能性が高い。

ビジョン・メルセデス-マイバッハ6のサイズは、全長5700mm、全幅2100mm、全高1328mmで、今年初めに現されたロールス・ロイス・ビジョン100コンセプトのように、その長いボンネットの下にもブート・コンパートメントを持つ。

パワーユニットは現在開発中のものというが、2基のモーターでフロント・ホイールを、そしてもう2基のモーターでリア・ホイールを駆動する。バッテリーは薄い床にレイアウトされる80kWhのリチウム・イオンだ。

パワーは745ps。この値は、プロダクション・モデルであるメルセデス-マイバッハ600Lの6.0ℓV12ツインターボ・ユニットよりも217psほど大きく、現在までのメルセデス・ベンツがリリースしたEVモデルの最高峰であるSLS AMGエレクトリック・ドライブよりも僅かに2psほど小さいもの。走行距離はヨーロッパの基準では500km、より厳しい米国のテストでも320kmを達成できるとメルセデスは話している。

メルセデスは、このビジョン・メルセデス-マイバッハ6の重量については発表していないが、パフォーマンスは最高速度が250km/h、そして0-97km/h加速が4.0秒以下としている。






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