スコダ・オクタビア1.0 TSI S
公開 : 2016.08.23 05:40 更新 : 2017.05.29 18:39
室内のスペースにもゆとりがある。4名の大人から不満があがることはないだろうし、590ℓの荷室容量が確保されているのもいい。さして珍しいことではないが、荷室フロアを調整式にするなどの工夫もある。
内装材のチョイスも巧みであり、さすがにゴルフやA3のレベルとまではいかないものの、支払う価格に対して十分な質感だといっていい。見た目こそ地味だが、プジョー308に比べると組みつけ精度も高い。
■「買い」か?
CO2排出量で税金が決まる英国では、社用車を探しているのならばディーゼルの方が好ましいものの、自家用として購入するのならばこちらの方がいだろう。
AUTOCAR専属の燃費計速テスターが弾きだした数値は16.3km/ℓに達していたというのも、高評価の理由になる。地味だが、実力者であることは間違いない。
■日本版編集部の見立て
フォルクスワーゲンよりは廉価なブランドと位置付けられたチェコのメーカーのモデルで、オクタビア1.0 TSIは3気筒1.0ℓを搭載したエントリー・グレードだ。フォルクスワーゲン・ゴルフ、セアト・レオン、アウディA3といった同じセグメントでありながら、何よりも安いというのが最大の魅力。英国版の試乗記を呼んでいると、ファミリーカーとしての基本は充分のようだ。日本にも200万円ぐらいで入ってくればと思うのは無理な願いなのだろうか。しかも、日本でもスタイリングだけれ見れば、フォルクスワーゲンよりもカッコいいという隠れファンが多いのも事実。
スコダ・オクタビア1.0 TSI S
価格 | £16,660(219万円) |
最高速度 | 203km/h |
0-100km/h加速 | 9.9秒 |
燃費 | 22.2km/ℓ |
CO2排出量 | 104g/km |
乾燥重量 | 1150kg |
エンジン | 直列3気筒999cc |
最高出力 | 115ps/5500rpm |
最大トルク | 20.5kg-m/2000-3500rpm |
ギアボックス | 6速マニュアル |
▶ 海外初試乗 / アウディQ2 1.0 TFSI
▶ 海外初試乗 / フォルクスワーゲン・ゴルフ・ブルーモーション1.0 TSI
▶ 国内初試乗 / フォード・モンデオ1.0