中古車対決! アウディRS7パフォーマンス vs アストン マーティン・ラピード
公開 : 2016.08.26 05:55 更新 : 2017.05.29 19:30
わたし個人の意見としては、「ラピードのV12気筒の奏でるサウンドは、いくら聴いても飽きないだろうな」という点に尽きる。多くのほかのエンジンと比べても、キャラクターはリッチだし、重層的なのだ。
さすがに市街地では、ロー・プロファイルのタイヤがシャープなエッジを踏むと慌てることがあるが、パーフェクトな重みの操舵感覚はラピードのキャラクターにぴたりと合っている。アウディほど前輪がグリップすることはないが、だからといって自信を損なうことはない。
V12ユニットとZF製オートマティックの相性もいいではないか。オリンピックのカーリングの選手が最後のストーンを思いどおりの位置に置くのとおなじように、繊細な動作を披露してくれるのである。