マクラーレンP1、テストランが始まる
公開 : 2012.11.16 12:26 更新 : 2017.06.01 01:05
パリ・モーターショーでそのベールを脱いだマクラーレンP1が、いよいよプロダクション・モデルのテストに入った。来年春に行われるジュネーブ・モーターショーで、完全なカタチのプロダクション・モデルを発表する予定で、その年の終わりに生産がスタートするというプログラムだ。
パリ・モーターショーで発表されたコンセプトカーも、95%以上の仕上がりだと関係筋はコメントしている。このスクープ・ショットもそれを裏付ける格好だ。確かに、カモフラージュは厚いものがあるが、このテスト・モデルが、ほぼパリでのコンセプトカーと同じものであることを物語っている。
P1のスタイルはル・マンのレーシング・マシンにインスピレーションを受けたものだと、マクラーレンのチーフ・デザイナー、フランク・スティーブンソンは語っていた。
マクラーレンは、パリ・モーターショーで、そのテクノロジーをほとんど発表していない。しかし、情報筋によれば、エンジンは12CのツインターボV8がベースで、F-1スタイルのKERSを装着し、そのパワーは720bhpになるという。パワー・ウエイト・レシオは600bhp/トン以上だという。
P1が世界最速のクルマになるかどうかは、マクラーレンはまったく興味がないと語っている。その代わりに”世界でベストなドライバーズ・カーを作りたい”と話している。
P1は左ハンドルのみが生産され、その生産台数も限定される。価格は700,000(9,000万円)から800,000ポンド(1億300万円)の間になるだろう。