パナソニック、アイドリング・ストップ車用バッテリーの新製品を発売
2016.08.31
パナソニックは、アイドリング・ストップ車用バッテリーの新製品を、caos(カオス)シリーズとして10月上旬より発売する。
近年、車の電子化や省燃費技術の進化により、カーバッテリーの電力使用量は増加傾向にある。特にアイドリング・ストップ車では、エンジン停止の度に、再始動や電装品駆動への電力供給が必要となり、大容量で耐久性の高い専用バッテリーを使用しない場合、バッテリーの早期劣化を引き起こす。
ほかにも、エアコンのファンやカーナビなどの電力を全てカーバッテリーから供給するアイドリング・ストップ車は、容量不足でアイドリングストップ・システムが停止したり、バッテリーあがりを起こしたりすることがある。
新製品のcaosは、電池材料や構造を改良することで、業界最高の大容量と従来品比1.8倍の長寿命化を実現。その特徴は、正極・負極材料に2種類の鉛粒子を配合した「三次元構造」で広い反応面積を確保するなど業界最高の大容量(従来品比約3割アップ)の達成、アイドリング・ストップ車に適した電池特性による長寿命化(従来品比1.8倍)、これにくわえて「製品保証延長キット」(別売)で保証期間を2年から最大3年に延長できるオプションなどがある。
なおパナソニックでは、アイドリング・ストップ車用のほかにも、標準車(充電制御車)用(10品番)、ハイブリッド車(補機)用(10品番)のcaosをラインナップし、用途に適した特性を持つ高性能バッテリーを展開している。