ヒュンダイi30 プロトタイプ
公開 : 2016.09.01 05:40 更新 : 2021.03.05 21:38
ひと足先にテストする3代目ヒュンダイi30のプロトタイプは、来年販売予定のプロダクション版に期待させてくれるだろうか? それとも……。
■どんなクルマ?
韓国のブランドが作るCセグメント・ハッチバック、ヒュンダイi30の最新版がこのページの主役。黒い防水シートやゴツゴツとしたカモフラージュをご覧のとおり、まだ正式に公開されていないプロトタイプである。
にもかかわらず、ヒュンダイがAUTOCARにテストを提案したのは、あたらしいプラットフォームと1.4ℓターボ・ガソリンに自信があったからだろう。テスト車は、7速のデュアル・クラッチATを組みあわせていた。
リア・サスペンションはマルチ・リンク式とすることで、ハンドリングとコンフォートのバランスを図る。プレゼンテーションによると、アジリティもまた、快適性を損なわないままに高められているという。
サスペンションはモノコックに直接ボルト留めされる。モノコックは高強度鋼を多分に含んでいる。
インテリアのクオリティも高めているとのことで、これらすべての要素は、いうまでもなく、メインストリームともいうべきライバルに勝負を仕掛けるためである。
■どんな感じ?
まず最初に注意書きを。数週間後にはじまるパリ・モーターショーで、この新型i30が公開されることは決定事項であるが、製品版をトライできるのは2017年初頭になる。つまりまだまだ修正すべき部分が残っている。
また、車体に近づいてみると、ごくごく一般的な5ドア・ハッチバックだということがわかるが、ディテールに関しては、アグレッシブなデザインの燈火類とヒュンダイ車共通のグリル、クローム地のドア・ハンドルくらいしか目にすることができなかった。