ヒュンダイi30 プロトタイプ
公開 : 2016.09.01 05:40 更新 : 2021.03.05 21:38
聞くところによると、ホイール・サイズは最大で17インチになるようで、装備品は、オプションにて追加する前から、かなり充実したものとなるらしい。
エクステリアと同じくインテリアも徹底的に偽装が施されていたが、手当たり次第にいろいろと探ってみると、テスト車にはパノラミック・ルーフとヒーター付きの電動レザー・シートを組みあわせていることがわかった。
偽装された部分をめくり、撮影をされることは禁止されていたが、撮影さえしなければ見てもよいということだったので遠慮なく観察すると、エアコンのスイッチはキア車のものに似ていて、センター・コンソールにはiPhone Plusが簡単に収まるほどのストレージがあった。ダッシュボード上部にインフォテイメント用画面が設置されていた。メルセデス・ベンツの手法と同じだ。
従来のダッシュボード上のキメが粗い素材は、すべてツヤのある樹脂パーツに置き換えられており、ダッシュボード、ドアの上部など目につきやすい部分はやわらかい手触りの素材となっている。ステアリング・ホイールとギア・レバーにはレザーが巻かれ、つかみ心地はよい
スタート・ボタンを押すとエンジンは瞬時に目を覚まし、かろうじて聞こえる程度のアイドル音に転じる。「まだまだ防音は強化する予定です」とエンジニアは言っていたが、すでに素晴らしいレベルにある。発進はなめらか。いよいよ走行マナーをチェックする。
おだやかなアクセルの踏み方をすると、エンジンは特にがなり立てることはなく、ギアボックスはそれぞれのギア同士をなめらかに繋いでいく。強めにアクセルを踏むと、ギアボックスがガチャガチャといった動作感を示すが、これはソフトウェアの調整で対処するそう。