メルセデス-AMGのミドシップ・スーパーカーは約4億円
公開 : 2016.09.01 04:50 更新 : 2017.06.01 00:42
噂されているメルセデス-AMGのミドシップ・スーパーカーは、F1譲りののハードウェアを持ち、ロータスのシャシー・セットアップを受けたモデルになると、関係者はAUTOCARに語った。
4月にお届けしたニュースでは、アルミニウム・スキンの£230,000(3,640万円)程度のモデルになるとお伝えしたが、どうやらそうではないらしい。
このミドシップ・スーパーカーは、すでに物理的な開発段階に進んでいるようで、そのエンジンはF1のハードウェアが盛り込まれたハイブリッドになるという。また、そのパワーユニットは、F1のエンジンも製造しているブリックスワースのメルセデス-AMGハイパフォーマンス・パワートレインズで製作されるという。
新しいロードカー用のパワーユニットが、F1エンジンと同じ1.6ℓになるのかどうか。また、エンジン・ブロック自体がF1エンジンから譲り受けるものとなるかは現時点では不明だ。また、F1エンジンのクローンとなったとしても、F1のレブリミットである15000rpmは、ロードカー用に低く変更されることは間違いない。
今年のF1マシン、W07から大きく影響を受けるとされるソフトウェアとハードウェアを持ち、シャシー構造はF1譲りのカーボンファイバー・モノコックが使用されるという。
もちろん、ライバルとなるのは、同じようにF1のテクノロジーが満載となるアストン マーティンとレッドブルのコラボレーションで生産されるAM-RB 001であることは確かだ。また、価格についてもAM-RB 001と同様の£300万(約4億円)という案が上ったという。
今週になって得た新たな情報は、今年の初めにAUTOCARが掴んだ情報に更なる真実味を加えることになった。関係者によれば、「われわれは、現時点で最もパワーを持つハイブリッド・ユニットを持っている。そしてそのテクノロジーはロードカーに転用されることで多くの意味をなすことになる。」と語っていた。
一方、ロータスの関係者からはこのメルセデス-AMGのロードカーについてのシャシー・セットップに関する情報を得た。その情報によれば、ノーフォークのこのメーカーが、最新のメルセデスのパフォーマンス・モデルのシャシー・チューニングに関係していたというものだ。
われわれはこの件について、メルセデスとロータスに接触を試みたが、公式のコメントをもらうことは出来なかった。
また、時期を同じくしてBMWのミッドエンジン・スポーツカーの計画が棚上げされたという情報を得た。ツインターボのV8エンジンを搭載するこのモデルは、現代版M1として噂されていた。