アンダー340万円対決:サーキット編

公開 : 2016.09.02 05:50  更新 : 2017.05.29 19:57

  • ストレート、ならびにコーナーでも十分に速かったフォード・フィエスタST200。

  • MX-5は特にリアの挙動が注目に値する。優れたハンドリングの方程式はここにあり。

おなじく200ps超えのルノー・クリオRS220トロフィーも忘れてはなるまい。ラインナップのなかでは ‘限定モデル’ というよりも主力モデルというのが英国のマーケットにおける実際の立ち位置である。

クリオRSの1.6ℓターボにはデュアル・クラッチ・ギアボックスが組み合わされ、シャシーもまた、かなりの実力派であることは過去のテストでわかっている

そして最後の候補車が、いわずと知れたフォードフィエスタST200。先ごろ細やかな進化を果たしたばかりで、ほか2台のホットハッチを迎え撃つ。

従来は20秒間のオーバーブースト時に200psを発揮していたが、このモデルからは同オーバーブースト時に215psを発揮するに至った(通常時200ps)。シャシーも変更を受け、コーナリング時の安定性が高まっている。ステアリングもリチューンされている。

以上がこのページのコンテンダー。大きなサーキットより、リンカンシャーにあるブライトン・パーク・ドライバーズ・センターのような小規模コースの方が理想だと考え、ロケ地はここにした。

まずはMX-5から乗る。あらかじめベンチマークがどのようなものだったかを探るためである。毎年おこなうドライバーズカー選手権で、まずはケーターハムをトライするのと同じ理由といってもいいだろう。

ちなみに今回ケーターハムを持ってこなかったのは、価格が£2,5000(340万円)を超えるから。それにこのテストはロードカーを主体としている。さらに価格帯が上のクルマのテストにとっておくべきであると考えた。

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