■「買い」か?

ということで、議論の中心は、このノン・ターボ車を買うか、あるいはターボ付きを買うか、になるだろう。両者の価格が大きく変わらないのも悩ましい。

ただ、モア・パワーは燃費とCO2エミッションの悪化に繋がる。せっかくシティカーに乗るのならば、クリーンで効率のよいもののほうがいいだろう。

よって、999ccのノン・ターボ車は「買い」。

たしかにヒュンダイi10のほうが、サイズは大きくリファインされているが、今のところ、このクラスを牛耳るのは、やっぱりUp!なのだとあらためて思った。

■日本版編集部の見立て

はっきり言って、このクラスでの出来の良さはUp!が頭ひとつ抜けている感がある。そのUp!に施されたフェイスリフトは、手堅いものながら、確実に魅力を伸ばしたもののようだ。

フォルクスワーゲンUp! 1.0 75 ブルーモーション・テクノロジー・ハイ・アップ

価格	£12,280(170万円)
最高速度	171km/h
0-100km/h加速	13.5秒
燃費	24.4km/ℓ
CO2排出量	96g/km
乾燥重量	936kg
エンジン	直列3気筒999cc
最高出力	75ps/6200rpm
最大トルク	9.7kg-m/3000-4300rpm
ギアボックス	5速マニュアル