マツダ6ツアラー2.2スカイアクティブ-D
公開 : 2016.09.08 05:50 更新 : 2017.05.29 19:12
代わりにステアリング操作が行われたら、エンジン・トルクをわずかに弱め、前輪へ荷重を移す。前タイヤのグリップは増し、車両の応答性が向上。その後、ハンドルが一定蛇角に保持されたら、トルクを戻し後輪へ荷重移動。車両を安定させるのである。(詳しくは、G-ベクタリング・コントロールの特集記事を参照)
■どんな感じ?
早速試してみると、GVCが作動しているかどうかは、よくわからない。ただ、これはよいこと。マツダも気づきにくいようにデザインしている。そもそも0.01〜0.05gという市街地の ‘曲がり角’ における話である。曲がるたびに気づくようなシステムでないほうが好ましい。
いずれにしてもアテンザのハンドリングは、相変わらずこのクラスでは上位といっていい。ステアリングは軽いだけでなくリニア。正確でもある。
フロント・タイヤがよく粘るのもアテンザの特長。車体は大きいものの、手に負えなくなる気配はない。フォード・モンデオ・エステートの方が成熟しているが、マツダ6も決して大きく引き離されていると感じない。