シトロエンC4ピカソ・ピュアテック130フレアー
公開 : 2016.09.12 05:40 更新 : 2021.03.05 21:43
というのも、ディーゼルはパワーの立ちあがりが、なんとも急なのである。これに比べると、3気筒ガソリン・ターボのほうがスムーズ。たったの1750rpmで最大トルクが立ちあがり、それが5500rpmまだつづくのだからありがたい。フレキシブルなエンジンである。
ただ、あたらしいEAT6と呼ばれるギアボックスが、大した進化をしていないのは幻滅せざるを得ない。タイトなコーナーがつづく道では、どうしてもギアボックスの反応が遅れてしまう。ギア比がもうすこしショートであってもいいだろう。少なくとも変速のすべてを機械側に任せるような運転はあまり気がすすまない。
一方、室内はこのクラスのなかでもっとも広い。フロント/ガラスが上まで伸び、ダッシュボードが低くセットされるため、(もう一度いうが)開放感がある。ストレージ・スペースもふんだんに用意されているし、やわらかいタッチの素材が多く用いられているのもよい。