フォード・フィエスタ1.0エコブーストST-ライン
公開 : 2016.09.13 05:50 更新 : 2017.05.29 18:53
車高が10mmさがるおかげで、左右に揺さぶった際にタイトな動きをするようになった。ステアリングの重みも適当。正確でもある。よって楽しい。
アシの硬さは、STに比べると、このST-ラインはやわらかめ。ただ、いたずらにボディが上下することはなく、ボディ・リーンもあまり看取されない。
インテリアは、それぞれのスイッチ類が、あたらしいライバルたちと比べると時代を感じさせる。また、今となっては小さすぎる4.2インチのTFTインフォテインメント・システムも、視認しづらいと感じる。
室内は、ルーフ・ライニングやカーペット、スポーツ・シートにいたるまで、すべてブラックに統一されており、赤いステッチのみが差し色になっている。
シートのファブリック地はいかにも耐久性が高そう。3本スポークのステアリングにはやわらかいレザーが巻かれており、握り心地がいい。
ただ、どこをとってもプレミアムとはほど遠い。たとえばアウディのような質感を求めるのならば、ほかのクルマをあたったほうが賢明だろう。