フェラーリF150、フル・ディテール
公開 : 2012.11.19 18:58 更新 : 2017.06.01 01:20
フェラーリの新しいフラッグシップは800bhpオーバーのエンジンをわずか1100kgのボディに搭載する。関係筋によれば、そのフィーリングはコンペティション・モデルに近いものだという。
ネーミングはF150。来年春にデビューする予定だ。
マクラーレンP1に対し、F150はより洗練されたカーボンファイバーを使用するという。
価格に関してはまだ詳しくは漏れ聞こえてこないが800,00ポンド(1億300万円)を下ることはないだろう。
そのボディはエンツォよりも20%軽い70kgというカーボンファイバー製のセンター・モノコックを持つ。エンジンはV12と、リチウム・イオン・バッテリーでバックアップされる小型モーターの組み合わせだ。
エンジンはF12で使用される731bhpの6.3リッター・ユニットがベース。パワーは750bhp以上にまでチューンアップされていると考えてよいだろう。
モーターは100bhpと27.7kg-mのパワー、トルクを持つ。
F150は電気モーターのみでの走行はできないが、ハイKERSシステムは、0-200km/h加速において10%ほどのパフォーマンス・アップを果たすと、フェラーリのCEO、アメデオ・フェリーサは語っている。また、C02排出量は40%も低くなっている。
F−1モデルのようにドライバーズ・シートは、それぞれの顧客に合わせて作られる。ドライバーはアップライトに座り、足は前方に向かって高い位置にある。ペダル類とステアリング・ホイールは調整可能。そして大部分の制御装置はF-1のようにステアリング・ホイールに付けられると思われる。
エンジンはもちろんミドに搭載されるが、そのクランクシャフトはリア・ホイールの中心線よりも低く搭載され、新しいデュアル・クラッチと組み合わせられる。
バッテリーもドライバーの後方に、低くセットされることとなる。