セアト・アテカ1.0 TSI SE

公開 : 2016.09.21 05:40  更新 : 2017.05.29 18:43

テスト車はFFだったが、4WDの方が乗り心地はやわらかい傾向はある。ただ、4WDだと荷室容量が25ℓ小さい485ℓになってしまう。それでも日産キャシュカイキア・スポルテージよりは広いのだが。

室内のデザインは、ハッチバックであるセアトレオンと共通する部分が多く、冒険よりも機能性を優先した印象。特にラグジュアリーとは感じないものの、レイアウトやエルゴノミクスに欠点は見つけられない。

オプションのインフォテインメント・システム(8.0インチのタッチ式)の反応は速く、使いやすいと感じた。

■「買い」か?

実用的かつ経済的なSUVがほしいのであれば、こちらを買って損はしないだろう。もっとも小さく、もっとも安いスモールSUVの模範解答といっていい。

もちろんディーゼルのほうがポピュラーなのは間違いないが、市街地を主に走る自家用車を探しているのなら、エントリー・グレードにあたるこのアテカは、少なからぬ意味合いをもたらしてくれるはずだ。

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