テスラ、セーフティ・アップデートを新たにリリース
公開 : 2016.09.23 00:30 更新 : 2017.06.01 00:41
テスラは最新のソフトウェア・アップデートの詳細を明らかにした。バージョン8.0というこのパッケージは、多くの改善を含んでおり、セーフティ関連のプログラムも更新対象となっている。
今回のアップデートでは200もの改良が適用され、とくにここ数ヶ月で事故が続いたオートパイロットも対象となったのが特徴だ。同社は新しいパッケージは事故を半減させることを目的にし、前方を監視するレーダーは2台のクルマに反応できるという。これにより、急ブレーキが必要となる事故への反応時間を短縮する狙いがある。
また、カーブ進入時などの角度がついた進路で他車を発見する能力も向上した。
ほかにもオートマティック・ステアリングについては、ドライバーが警告を無視し続けたり、手を離す時間が長いとOFFになるように変更されたのも大きな進歩だ。また、警告自体もより鮮明に表示されるようになっている。
これにくわえて、レーンキープのプログラムも改善された。スローペースな先行車が、車線の端に寄って走行している場合には、これまで以上に間隔を大きくとって追い越しをかけるように改良されている。
なお、これらのアップデートは、米国では無線を通じて本日より適用開始される。