セアト・アテカ1.4 TSI
公開 : 2016.09.29 05:50 更新 : 2017.05.29 18:43
道路の流れが速くなると、いくばくかの風切り音とロード・ノイズが目立つ(特に19インチ・ホイール装着車)ものの、これは多くのライバルも同じ。モーターウェイでもすっかり落ち着いている。
スプリングとダンパーの仕立ても好印象。全高は高いが、ハンドルを切っても不安になるようなグラつきはなく、ハッチバック感覚で運転できる。
もちろん19インチ・ホイールを装着するテスト車は、それなりの硬さがある。特にシャープな段差を踏むと、ルーフにかけて振動が伝わりやすい。ただ、おなじホイールを履いたほかのライバルに比べるとサスの動きが柔軟であるため不快とは感じない。
インテリアはセアト・レオンと基本的に共通。レイアウトは論理的で、使いにくさはない。見た目、手触りからもチープさを排除しようとする努力が見られる。足元などの低い部分でコスト・ダウンしている。
後席も不満はほとんどない。身長が高い大人でも、2名ならば足元にゆとりをもって座れるだろう。荷室は価格相応といったところ。
キャシュカイ(日本名:デュアリス)よりもわずかに大きく、オプションの2段階調整式フロアを用いればもっと実用的になる。