スマートのエレクトリック・モデル3車種、パリでアンヴェール
公開 : 2016.09.29 16:40 更新 : 2017.06.01 00:40
スマートは、フォーツー/フォーツー・カブリオレ、そしてフォーフォーのエレクトリック・ドライブをパリ・モーターショーでアンヴェールした。航続可能距離やパフォーマンスの向上にくわえ、リチャージに要する時間が著しく短縮されたのが特徴だ。
新たなドライブ・トレインと充電システムは、ルノー・ゾエと多くを共有しているものだ。
価格は現在のところ公開されていないが、メルセデスはフォーツー・エレクトリック・ドライブが最も安価となり、英国の補助金を適用した場合、22kWの高速充電器を含む価格は£20,000(262万円)になると考えられる。
これらのトリオのエレクトリック・パワートレインは、ルノー-日産とスマート(つまりメルセデス・ベンツ)のパートナーシップによるものだ。リアにマウントされ、81psおよび120psを発揮し、後輪を駆動するこのモーターは、ルノーのフランス工場で製造される。
また、従来のフォーツー/カブリオレ・エレクトリック・ドライブのモーターと比較して5ps、3kg-mのパワーアップを果たした。
モーターを動かす電力は、フロア下に設置された17.6kWhのリチウム・イオン・バッテリーに蓄えられる。ダイムラーのドイツ工場で製造されるこのバッテリー・パックは、ルノー・ゾエのものに比べて小さいものになっている。
スマートによると0-100km/hは、フォーツーが11.5秒、フォーツー・カブリオレが11.8秒、フォーフォーが12.7秒だ。いずれも最高速度は従来の125km/hから130km/hにアップしている。
航続可能距離は第1世代のフォーツー・エレクトリック・ドライブに比べ14kmほど延長しており、欧州のテストサイクルでおよそ161km/hに達する。
これら3台には、2種類の充電システムが用意され、標準システムは2.5時間で再充電することができ、22kWシステムの方は45分で完了するという。
充電の進捗は、スマート・コントロール・アプリを通じてスマートフォンでモニターすることができるうえ、エアコンの調整もリモートで行うことができる。
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