運転中に気が散るアナタに、オムロンの新技術

2016.10.05

オムロンは、ドライバーの集中度をセンシングする技術をシーテックジャパンでディスプレイしている。

ドライバー運転集中度センシングは、自動車がドライバーの状況を見極めて、安全に運転できる状態か、自動運転時にはドライバーがどのくらいの時間で運転に戻れるかなどの判断に用いられる。

メーターの前に搭載された赤外線カメラが捉えるのは、局所的な顔映像と大局的な動作のふたつだ。20年という開発期間で蓄積した顔画像センシングと最新のAI技術により、運転手がスマートフォンを操作している、脇見している、地図を確認している、読書中、居眠り中などを判定。リアルタイムで警告したり、必要に応じて路肩に安全停車する。

この技術は車載器だけで完結できるのが特徴で、大規模なサーバーシステムが不要なことから低価格帯のクルマにも搭載可能となっている。

また、現在開発中の非接触脈拍センサーのプロトタイプも発表された。これは、ドライバーシートのそばから運転手をセンシングし、脈を打つときに体表面がわずか100umほど変位するのを検出。脈拍の異常、またはそのリスクをとらえて健康状態の急変に対応するものだ。

シーテックジャパンでは、同社の卓球ロボットも展示されており、実際に対戦することもできるので現地を訪れる方は是非トライしてほしい。


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