マツダ3 2.2d 150 スポーツ
公開 : 2016.10.06 05:50 更新 : 2017.05.29 19:12
インテリアにも手が加えられた。窓の開閉用のスイッチがあらたな樹脂に変わったほか、ドアの小物入れがより大きくなり、ヘッドアップ・ディスプレイもフル・カラーになった。
本テスト車である ‘スポーツ・ナビ’ グレードには、あたらしいレザー・ステアリングが組みあわされた。また、これまで物理的なレバーを引いてサイド・ブレーキをかけていたが、今回からは電子制御となった。
■どんな感じ?
まず乗って驚いたのは力強さに関して。2.2ℓのディーゼル・ユニットは、たったの1800rpmで38.7kg-mの最大トルクを生みだすから、体感的にも速く感じることができる。
また、ターボ・ラグを低減させる新システムのおかげもあってターボがスプール・アップするまでに待ち時間が少なくなった。
先述のGVCの仕組みに関して、マツダは一般カスタマーに理解してもらいにくいということを認識している。ただ、そんなカスタマーでも、以前よりコーナーにおけるノーズの入りが鋭くなったことには気づくのではないだろうか。
そのうえスコットランドのアンジュレーションだらけの道でもボディは基本的に落ちついている。かといって下半身のまとわりつくような重さはなく、グリップ力も欠けていない。
これ以上求めるのは欲張りすぎだろうか。いや、ここでいっておかなければなるまい。