アウディQ5
公開 : 2016.10.07 05:50 更新 : 2017.05.29 18:13
パリでデビューしたばかりのアウディQ5をいち早くテスト。品よく、競争力も高いが、残念ながらエキサイティングなクルマではない。
■どんなクルマ?
アウディQ5はいいクルマだ。ビルド・クオリティが高く、見た目も洒落ている。冒険心とは無縁なのは否定しないが、ここ最近のSUVとしては、とてもよく売れている点が品質の高さを裏打ちしているだろう。
具体的には2008年から160万台が売れた。爆発的に伸びたアウディのセールスを直接的に支えていることはいうまでもなく、アウディにとって新型のQ5がどれほど重要かも想像に易いだろう。
手はじめにアウディは、メキシコのグリーンフィールドにあらたな工場を建て、年間生産台数を150,000台増やすプランを提示した。ここはヨーロッパ以外に建設された、はじめての工場でもある。
使用するプラットフォームは、混合マテリアルを利用して作った ‘MLBエボ’。以前のモデルよりも90kg軽くなっており、エアロダイナミクスの改善と相まって経済性の向上を目指している。
英国におけるデビュー当初のエンジンは2.0ℓディーゼル(190ps)と、2.0ℓガソリン(253ps)、3.0ℓV6ディーゼル(286ps)の3種。4WDとオートマティックの組みあわせが標準となる。