インフィニティQ30 1.6T DCT SE
公開 : 2016.10.13 05:50 更新 : 2017.05.29 18:28
テスト車は「SEビジネス・エディション」と呼ばれるトリム・レベルで、フロント・シートのサポートに不足はない。フロントのスペースは十分に大きい一方で、後席は窮屈。実用性は標準的だ。
1.6ℓユニットはモーターウェイを走るうえでこれといった問題は感じない。0-100km/hタイムも9.0秒を切るため、感嘆するほどではないが、そこそこ速い。
ただし、いくばくかのターボ・ラグは感じざるを得ない。アクセル・ペダルを踏みこむ力を強めるほど、トルクが立ちあがるまでに待ち時間が生じる。ロード・ノイズもかなり盛大だ。
ステアリングを介したフィードバックはほとんどなく、コーナーでは、ノーズがどんどん外に膨らんでいく。反面、乗り心地は常に安定しており、速度が増すほど、落ち着きが増す。
7速オートマティック・ギアボックスに変速を任せると、ギアのジャッジは賢い。スポーツ・モードでは、高い回転域までギアを保持する。マニュアル・モード時はパドルで操作することも可能だ。