プジョー3008 1.6 THP

公開 : 2016.10.13 05:55  更新 : 2017.05.29 19:00

収容力は5名にとってはちと厳しいが、4名にとっては快適といったところ。後席は60/40の分割式。荷室のレバーを引けばシートとフロア高を調整できる。

荷室へのアクセスはリップがないため非常にしやすく、荷室形状も良好。サイズは主だったライバルよりも大きく確保されている。

■「買い」か?

質感、標準装備、スペース、プラクティカリティはライバルと比べても負けていない。ガソリン・ユニットの洗練性も十分に勝負しうるレベルにある。

しかしながら、もっとも安価な「アクティブ」トリムにマニュアル・ギアボックスと1.2ℓガソリン・エンジンを組みあわせたモデルの価格が£21,795(277万円)であるのに対して、こちらは£26,000(330万円)もする。これはちょっと高すぎるだろう。

こういったクルマは、より素朴な組みあわせで、経済性を考えながら乗るのがいいだろう。したがって、1.2ℓのガソリンか1.6ℓのディーゼルをすすめたい。

■日本版編集部の見立て

シトロエンC3に続いて、これもパリ・モーターショーで公開されたばかりのプジョー3008の初試乗。MPVからSUVへのスタイルの変更は、時代の流れだろうか。英国では高い評価を受け、しかもセールスも好調な日産キャシュカイの牙城をどこまで切り崩せるかに期待したい。エンジンについては、今回はガソリン・ターボだったが、ベストバイはおそらく1.6ℓディーゼルだろう。


プジョー3008 1.6 THP 165 アリュール EAT6

価格 £26,000(330万円)
最高速度 206km/h
0-100km/h加速 8.9秒
燃費 17.6km/ℓ
CO2排出量 129g/km
乾燥重量 1375kg
エンジン 直列4気筒1598ccターボ
最高出力 165ps/6000rpm
最大トルク 24.5kg-m/1400rpm
ギアボックス 6速オートマティック


▶ 海外初試乗 / 日産キャシュカイ1.6DIG-T 163 N-テック
▶ 海外初試乗 / セアト・アテカ1.4 TSI

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