使用するエンジンとそれぞれの発売時期は?

大まかにいうと、エンジン・ラインナップは先代のそれを反映している。

ガソリン・エンジンはBMWのなかで最新の4気筒(B48型)、5気筒(B58型)、V型8気筒(N63型)となる。ディーゼルは4気筒(B47型)、6気筒(B58型)となる。

520iが2.0ℓ直列4気筒ターボ(191ps)、530iが3.0ℓ直列6気筒(252ps)、540iが3.0ℓ直列6気筒(340ps)を載せることは既に決定済み。

来年3月には、4.4ℓV8ターボ・ディーゼルも追加投入される予定で、搭載車には550d xDrive Mパフォーマンスなる名前が与えられるだろう。

ディーゼルは518d、520d、520d「エフィシエント・ダイナミクス」、525dの4種類が、2ℓ直列4気筒ユニットを搭載する予定だ。

520dは発売開始時からラインナップされ、191ps／40.8kg-m／0-100km/hタイム=7.6秒／最高速＝238km/hというのが主な数値。経済面に関しては、燃費が2.2km/ℓ向上の24.4km/ℓ、CO2排出量は12g/km減の107/kmとなる(6速MT)。

直後に520d「エフィシエント・ダイナミクス」と呼ばれる燃費志向のモデルも加わり、こちらはトップ・クラスの25.6km/ℓ、102g/kmを記録する。

530dは3.0ℓ直列6気筒ターボ・ディーゼルを搭載する。こちらの最高出力は265ps。

さらにその後、535d(540dの後継)も追加される予定だ。エンジンは上記の530dと同じものだがこちらの最高出力は321psとなっている。

そしてさらにチューンされた6気筒ディーゼルを搭載する550d xDrive Mパフォーマンスも存在する。モデル名の「xDrive」が示すとおり、駆動方式は4WDだ。クアッド・ターボの3.0ℓであるから、最高出力は386psと75.3kg-mを発揮。2017年の後半あたりのローンチを予定しているとのこと。

もちろんプラグイン・ハイブリッドの530e iパフォーマンスも用意され、英国内には第2四半期に導入される予定である。電力のみで45kmの航続が可能になるといわれている。

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