アストン マーティンDB11 vs ベントレー・コンチネンタルGTスピード
公開 : 2016.10.18 05:50 更新 : 2017.05.29 19:29
アストン マーティンにとって、きわめて重要なDB11。ベントレー・コンチネンタルGTスピードとはまったく異なったアプローチで快適性とパフォーマンスを両立しているようだ。
わたしはいつになく急いでいる。アストン マーティンDB11とベントレー・コンチネンタルGTスピードを戦わせるためであることは言うまでもない。
わたしの右足によってコントロールされているコンチネンタルGTスピードに乗っていると、こう思う。「果たしてこのクルマの後継は必要なのだろうか」と。
振りかえってみると、コンチネンタルがデビューしてから既に13年が経っている。にもかかわらず、このクルマはいつまでも新鮮なのである。
だからこそ、真あたらしいDB11と、2003年にデビューしたベントレーを比べることに迷いがなかった。
待ち合わせの場所につくと、テスト・チームの若手がボディのサイドについた泥と塵を落としていた。
DB11のドア部分は深くえぐられており、ドア後端からテールにかけては、はち切れんばかりに膨らんでいる。モダンでダイナミック。これこそが21世紀のアストン マーティンあるべき姿なんだろうと心から思った。