アストン マーティンDB11 vs ベントレー・コンチネンタルGTスピード
公開 : 2016.10.18 05:50 更新 : 2017.05.29 19:29
パワーはコンチネンタルGTスピードが635ps、85.6kg-m。DB11が609psと71.3kg-m。重量は前者が2320kgで後者が1910kg。いずれもボディ・サイズの関係をそのまま引き継いでいるように思える。
コンチネンタルGTスピードのキャビンは2003年以来、少しずつ改良が加えられているが、クラシカルであることを重んじているのはいつも同じだ。メーターは依然としてアナログ。インフォテインメント・システムと相まって、年式を感じさせる要素となる。
DB11のインテリアのまず褒めるべき部分は、平均身長より上の大人でもくつろげる広さになったことだろう。パネル上の配置は、ドライブに対するコミットを最優先させた物となっている。DB9で見受けられた欠点は、まるでなくなっている。
ベントレーはもちろんのこと、マセラティやフェラーリと比べても印象はよい。唯一、新型のポルシェ・パナメーラのインテリアだけが、DB11にとって目の上のたんこぶのような存在となるだろう。
ちなみにどちらのクルマにもリア・シートがあり、どちらも座席というより「追加のストレージ」と呼ぶのが適切だろうか。したがってどちらが大きいかを比べるのもあまり有用ではないが、どちらかというとコンチネンタルGTスピードのほうが広い。荷室も同様である。