マツダ6 2.2 スカイアクティブ-D

公開 : 2016.10.19 05:40　　更新 : 2017.05.29 19:12

スイッチの質感やマテリアルの見た目／触り心地もよい。実用性もすこぶる高く、4名の大人がゆとりをもって座れるのもいい。座面や形状を見直せばモンデオやスパーブを超えられるはずだ。

■「買い」か?

サイズにゆとりがあり、運転して楽しいファミリーカーであることがわかった。特にこのトップ・スペック・モデルならば、装備も充実しているし、エンジンにも明確な強みがある。

ただ楽しさはフォード・モンデオのほうが上。インテリアのスペースや質感を求めるならばスコダ・スパーブのほうがいいだろう。

またパワーがあるということは、それなりに日々のコストも嵩むもの。マツダ6を気に入っているのならば、150psのエントリー・グレードを買うほうがよい。安価だからといってダイナミクスに抜かりがないのも、われわれがそう思う理由だ。

■日本版編集部の見立て

英国のAUTOCARは、G-ベクタリングの良さにそれほど気づかなかったようだ。事実、G-ベクタリングは、長い時間乗っていないとその魅力が理解できないというのは、日本でのテストでも明らかだった。それでも、乗っていて愉しいクルマという評価を与えたようだ。確かに、177psのこのモデルよりも150psのエントリー・グレードを選ぶほうが、賢い選択かもしれない。