陽子加速器 x 京 x 放射光研究、ダンロップの新世代タイヤ発売
2016.10.25
住友ゴム工業は、新材料開発技術のADVANCED 4D NANO DESIGN(アドバンスド4Dナノ・デザイン)を初採用した低燃費タイヤ、エナセーブ NEXT IIを11月1日に発売する。
当製品は、ラベリング制度における最高グレード「AAA-a」を達成している。
新たな材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN」は、低燃費/ウエットグリップ/耐摩耗という、相反性能を両立するために、ナノからミクロンレベルまで、ゴムの内部を連続的かつ鮮明に解析し、シミュレーションする技術。大強度陽子加速器施設として知られる「J-PARC」、スーパーコンピュータの「京」、大型放射光研究施設「SPring-8」を連携活用し、従来の4Dナノ・デザインを大幅に進化させている。
このシミュレーションにより分子設計した「新フレキシブル結合剤」を採用し、低燃費性能とグリップ力を維持しながら耐摩耗性能を従来品から51%向上することに成功したという。
発売サイズは195/65R15 91Hの1サイズで、価格は21,600円。