グッドイヤー・イーグルF1アシメトリック3
公開 : 2016.10.29 05:10 更新 : 2016.10.29 13:07
アシメトリック3の特長は、新たなコンパウンド(ゴム)によるハンドリングとブレーキ性能の向上。トレッドパターンの違いによる変形の抑制からブレーキ制動距離の短縮。タイヤ内部構造の違いによる、正確なコントロール性能。この技術展開がタイヤの特性を大きく進化させた。
先程と同じ速度でパイロンスラローム。直進性は手を添えていれば安定する。ステア操作して一瞬ののちに切れ込む感覚は、明らかに「3」が鋭い。
直進安定性と、ステア操作に対する応答性の確かさはスポーツタイヤにとって極めて重要である。
このコーナリング特性からして、最初の周からウエット路へは高い車速で進入して、ブレーキング。期待どおりの減速Gとともにステア操作に正確にコーナリングして脱出する。2周目はさらに速度を上げたが、難なくクリア。
アシメトリック3はグッドイヤーのマクロチャートによると、2に対してドライ性能は変わらないものの、特に「コーナリングアクアプレーニング」「ウエットブレーキングの低速と高速」「ウエットでの横方向のグリップ力」が最大の違いである。
スポーツタイヤ故にドライ性能はそのままに、ウエットでの性能向上を果したアシメトリック3の特性は日本の道路環境に適していると思う。
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