アウディ、今シーズン限りでWEC撤退を正式発表

公開 : 2016.10.27 04:50  更新 : 2017.06.01 00:34

アウディは、世界耐久選手権(WEC)への参戦を2016年シーズンをもって終了することを明らかにした。

UDI AG取締役会会長のルパート ・シュタートラーは、アウディのモータースポーツ部門で働く従業員を前に、300名の雇用は維持したまま、フォーミュラEに注力していくことを説明した。

アウディは18年にわたるWECの活動のなかで、ル・マンを13回制覇するなど、輝かしい功績を残した。これはポルシェの18回に継ぐ記録となっている。

アイディのフォーミュラE活動は、ABTシェフラー・アウディ・スポーツにフォーカスをあてているが、これまでのところ財政面とテクニカル面のサポートという形態にとどまっている。

今回の決定をうけて、10月にはじまる2017-2018シーズンでは、ABTがファクトリー・チームとなる可能性が非常に高い。

WEC撤退について、アウディのモータースポーツ責任者、Dr.ウォルフガング・ウルリッヒは次のように語っている。

「18年間にわたってアウディに大きな成功をもたらしたプロトタイプ・レースを離れることは、もちろん非常に辛いことです」

「Audi Sportチーム・ヨーストは、文字通りWECを席巻し続けました。この偉大な成功を分かちあったチームメンバー、ラインホルド・ヨーストと彼のチーム、ドライバー、そしてパートナー、スポンサーの皆様に、心から感謝の意を表明したいと思います。本当に素晴らしい時間を過ごすことができました」

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