さらに、ダンパーが引き締められ、車高は5mm下がっている。ダウンフォースもアップし、ミシュラン製パイロット・スポーツ・カップ2が標準となる。

ヘセルにある本社が所有するサーキットではエヴォーラ400とくらべて3秒速いタイムを刻むというのだから、期待はおのずと高まってしまう。

■どんな感じ?

エヴォーラ・スポーツ410は、ロータスを愛する人たちすべてを満足させることができるクルマだ。一体感、バランス、安定感、スリルの両立を徹底的に目指し、なおかつエヴォーラの個性が損なわれていないことが、そう思う理由である。

48km/h以下での所作は魔法のようだ、とも感じる。ステアリングの動きはとてもなめらかだし、フィードバックはいかなる電気システムを辱めるほど豊か。9kg軽くなったシートは体を適切なポジションに保つし、ペダルの重さも非の打ちどころがないほど適切だ。

なにもかもが、わたしの自信となるのである。