アウディA5/S5カブリオレを発表
公開 : 2016.11.04 04:40 更新 : 2017.06.01 00:34
11月14日から開催されるロサンゼルス・モーターショーでワールド・プレミアが予定されているアウディA5/S5カブリオレの写真とスペックが一足早く公開された。クローズド・ボディのA5クーペとベースを同じにするモデルで、軽量かつ高剛性のMLBエボリューション・アーキテクチャーを使用するために、カブリオレにコンバートしたにもかかわらず、機敏なハンドリングと高い快適性が確保されているとアウディはコメントしている。
ルーフはファブリック製で、開けるのに15秒、閉めるのに18秒。50km/h以下で開閉が可能だ。
全長、全幅は、A5クーペと同一で、旧モデルよりも全長およびホイールベースが拡大されている。その結果、リア・シートのニールームは先代に較べて18mmほど余裕が生まれている。ブートスペースは、ルーフを閉じた状態で380ℓ、ルーフを開けるとこれに60ℓが追加される。また、リア・シートは標準で50:50のスピリットとなる。
テールリッドの開閉はオプションでジェスチャー・コントロール(リア・バンパーの下で足を動かすことによって開閉する)が設定される。
アウディはそのボディの捻れ剛性に関して、旧A5カブリオレよりも40%アップしているという。また、オープン化に伴って低下した剛性は、サイドシルやバルクヘッドの補強で補っている。
ボディ重量は、補強が加えられたにもかかわらず、40kg前後の増加に抑えられており、2.0 TDIで1690kgとなる。
エンジン・ラインナップはA5クーペと同一で、2.0TFSI、2.0TDI、3.0TDIが英国ではラインナップされる。ガソリンの2.0TFSIは250ps、2.0TDIは190ps、そして3.0TDIは218psで、2.0は直列4気筒、3.0はV6となる。また、後からの追加となるが190psの2.0ℓガソリンと、285psの3.0ℓV6ディーゼルも用意されるようだ。
また、354psを発揮する3.0ℓV6ターボを搭載したS5カブリオレも設定される。このS5カブリオレは、クワトロ・システムを組み合わせたもので、最高速度はリミッターの効く250km/h、0-100km/h加速は5.1秒というパフォーマンスを持つ。
また、開発中となるがトップ・モデルとしてRS5カブリオレも当然ながらラインナップに加わるものと思われる。旧RS5の自然吸気の5.2ℓV8に代わって、354psの3.0ℓV6ツインターボが搭載されるものと思われる。
インテリアはA5クーペとほぼ共通で、ハイクオリティな素材によってプレミアムな雰囲気に仕上がっている。バーチャル・コクピットもオプションで用意され、最新のアウディMMiインフォテインメント・システムが装備される。また、これもオプションだが、Apple CarPlayとAndroid Autoとの連携も可能だ。
▶ 海外初試乗 / アウディA5スポーツバック3.0 TDI
▶ 海外初試乗 / アウディS5
▶ 海外初試乗 / アウディA5 3.0 TDIクワトロ
▶ 海外ニュース / 第2世代のアウディA5、S5を公開