McLaren TRACK DAY JAPAN 2016

2016.10.30

text:Kazuhide Ueno (上野和秀) photo:Eric Micotto

 
2012年から毎年開催されているMcLaren TRACK DAY JAPANが、今年も富士スピードウェイを舞台に盛大に開催された。このイベントは日本のマクラーレン・オーナーのために、正規販売代理店のマクラーレン東京、マクラーレン名古屋、マクラーレン大阪、マクラーレン福岡が共同開催したもの。今回は昨年の53台を上回る過去最高となる72台のマクラーレンが富士スピードウェイに集まった。この台数は世界的に見ても過去に例のない数で、現行のロードモデルのほか、マクラーレンP1のサーキット専用車として限定で製作されたP1 GTRが2台も姿を見せたほか、P1が6台、675LTクーペとスパイダーが12台、MP4-12Cが21台、650S570S540Cが参加した。

レーシング・コースでのオーナーによるサーキット・ドライブのほか、P1 GTRによるエキジビション走行が行われた。このほか、スーパーGTで活躍するレーシング・ドライバーの山野哲也氏と山野直也兄弟によるサーキット・タクシーやジムカーナ・コースを使った体験同乗走行も行われ、オーナーはマクラーレンの卓越したパフォーマンスを実感する機会が用意された。

今回のトラック・ディのためにマクラーレン・オートモーティブでデザイン・オペレーション・マネージャーを務めるマーク・ロバーツ氏が来日し、マクラーレンのデザイン・プロセスについて参加者に説明した。またマクラーレン・オートモーティブ・アジアのマネージング・ディレクターを務めるジョージ・ピックスは「日本を重要なマーケットと位置づけ、正規販売代理店と共に日本に於けるマクラーレン・ブランドの一層の強化を図ってゆく」と語った。

同伴者やレストスペースとしてオーナーズ・ラウンジがピット上に設けられた。ランチ・パーティの際はゲストによるトークショーも行われ、参加者達を楽しませていた。またラウンジ内にはオフィシャル・グッズを用意したマクラーレン・マーチャンダイジング・ショップが設けられ、オーナーはもとより同伴者の人気を集めていた。かくして豪華かつ華麗なマクラーレン・トラック・ディ・ジャパン2016は無事終了した。

  • 今回は72台ものマクラーレンが富士スピードウェイに全国から集まった。

  • パッセンジャーが同乗できるファミリー走行枠も用意されていた。

  • マクラーレンP1のサーキット用限定モデルのP1 GTRが2台も姿を見せた。

  • P1 GTRのデモンストレーション・ランが始まると大きな注目を集めた。

  • もう1台のP1 GTRは、往年のガルフ・カラーを思わせるカラーリング。

  • コースインを待つ参加車。72台のマクラーレンが集まると圧巻の迫力だ。

  • インストラクターはスーパーGTで3年連続チャンピオンの山野哲也が担当。

  • ジムカーナ・コースでは山野兄弟が駆る同乗走行が行われ人気を集めた。

  • マクラーレンが持つ加減速やコーナリングなど高い総合性能を実感できた。

  • 540Cは8台が参加。ちなみに今回の最多モデルはMP4-12の21台だった。

  • レーシング・コースではサーキット・タクシーも行われ、こちらも大人気。

  • 名車マクラーレンF1のスピリッツを受け継ぐP1は6台が集まった。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事