text & photo:鯵坂聡 (Satoshi Ajisaka)、山本茂樹 (Shigeki Yamamoto)
イベント日和の秋晴れの下、ナナマルカローラ保存会中部ミーティングが10月30日にトヨタ博物館で開催された。
通例では「ナナマル系」と呼ばれる、4代目カローラ・スプリンターのオーナーで集うイベントであるが、今年はカローラ生誕50年の記念すべき年であり、計画当初から歴代のカローラ・スプリンターもエントリー対象に含めてはどうかとの意見があり、どれほどの台数が集まるか見通しも付かないまま、「車名にカローラとスプリンターが付けばエントリーOK!」という、過去に例のないオーナーズ・ミーティングとなった。
インターネットや雑誌の告知を見て、全国から新旧のカローラ・スプリンターが集結。80台以上が集まった。ボディ形状やグレードに拘らなければ、初代のE10系から最新型のE160系まで、歴代の全てが揃うたいへん珍しい光景を目の当りにした。
TE27やAE86といった人気を博したモデルは現存台数も多く、同一車種でのミーティングも行われているが、それ以外のモデル(特にカローラセレスやFXなどの派生車)では現存台数が極端に少なく、普段になかなか目撃することがない。
年式的に集まれるイベントも少ないので、そういったレアモデルが登場する度に「あったねぇ~」「懐かし!」と人だかりができて盛り上がっていた。また、カローラ・スプリンターのオーナーが仲間と共に参加しており、他にも懐かしい車や珍しい車も楽しむことができた。
ブログやSNSの発達で、クルマやオーナーをネット上では知っていたが、今回のイベントで実際に会う事ができたという声も聞かれ、まさに「カローラ・スプリンターの大同窓会」となった。
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シルバーは前期セダンGTのカタログカラー。秋田から参加。
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ドアミラー、黒いトムス井桁で渋く程よくカスタム。
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3S-Gにターボを付けて換装。羊の皮を被った怪獣!?
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珍しい後期セダンをベースにカスタムされていた。
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後期セダンのGTは今回これ1台。ロンシャンが渋い。
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前期丸4灯のロールーフバンはほとんど残っていない希少車種。
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フルノーマル後期型のバン。以前はこのままジムカーナに参戦。
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希少なクーペその1、ホイール以外ノーマルの前期レビン。
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希少なクーペその2、コンディション抜群の後期レビンAPEX。
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希少なクーペその3、程良い車高と適度なカスタムの前期トレノ。
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希少なクーペその4、後期トレノは特に現存台数が少ない。
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セダン・バン系はエンジン換装や改造が多く、各々の拘りや技を披露。
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今回の趣旨にピッタリ。両方の名前を持つカローラ・スプリンター。
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希少な上に程度極上の初代バン。内装色が赤色なのが確認できる。
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1週間前に外装が仕上がった、ピカピカのTE27レビン。
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ノン・レストアのスプリンター・クーペ。レビンとは印象がかなり異なる。
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程良い車高とハヤシストリートが決まっている20系バン。
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世界で一番売れた30系カローラだが、現存台数は本当に少ない。
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内外装共に当時の仕様を意識して仕上げられた30系バン。
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完璧に仕上げられたTE47トレノ。エンジンにも徹底的に手が入る。
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550台限定車のブラックトレノ。何台現存しているのだろうか。
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ワタナベのホイールでワイルドな印象のTE55。抜群のコンディション。
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白黒のTE55が揃う。こちらは純正GTホイールでフルオリジナルをキープ。
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説明不要のAE86レビトレ。どちらも素晴らしい輝きの赤黒ツートン。
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余りにも希少車種の登場にどよめきが起こった80系カローラFX。
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綺麗に乗られたAE90系カローラ。実は50万キロ超も走り込まれていた。
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ボンネット・ダクトが勇ましい92レビンGT-Z。カローラ系初の過給エンジン。
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カローラファミリーの初代カローラⅡ。マッケンローがCMキャラクター。
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バブル期AE100系の派生車カローラ・セレス。超希少な最終6MT車。
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程よいカスタムにサンルーフ付。カタログモデルのGTはAE111で終了。
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本日1台だけだったスプリンター・カリブは、4A-G搭載のBZツーリング。
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車名は絡まないものの、知る人ぞ知るれっきとしたE系シャシのVOLTZ。
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プラットフォーム刷新のE120系。この代からワゴンはフィールダー。
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街中で一番見掛けるE140系。歴代モデルで一番大きくなった。
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70系以外で一番台数の集まったE140セダン。それぞれカスタムが施される。
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希少なアクシオGTターボを更にチューンナップ。240馬力に6MT化。
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最新型のE160。赤色内装の50周年記念限定車が登場。
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兄弟のようにFXと並ぶEP71スターレット辛口ターボ。希少なサンルーフ付。
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人気のベンチ・コラムのクラウンバン。実はスーパーチャージド・エンジン。
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超希少TA63カリーナクーペ。内外装ともピッカピカ。
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程度抜群の初代セリカXX。当時物のオーディオが現役動作。
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すっかり見なくなってしまったBBSが美しい70スープラ・エアロトップ。
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ふらりと現れた初代ソアラは説明しきれない程のカスタムが施されていた。
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BBS RSで渋く程よく仕上げられた、GX71後期型のクレスタ。
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絶滅危惧種のタウンエースは、カローラFXオーナーの友人。京都から参加。
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イベント終了間際に現れたトラッドサニー。90系と並べて記念撮影。
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博物館の喫茶店近くに用意されていたサインボード。
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好天の下、愛車を囲んでオーナー達との歓談も弾む。