フォルクスワーゲン・ザ・ビートルR-Line

公開 : 2016.11.09 05:58  更新 : 2017.05.29 18:56

■どんなクルマ?

スタイリングをリフレッシュしたフォルクスワーゲン・ザ・ビートル。安全性とコネクティビティが充実したマイナーチェンジ版が、フォルクスワーゲングループ ジャパンの手により、2016年9月21日より発売になった。もうひとつの大きなニュースはニュー・モデルの追加だ。新たに1.4ℓエンジンを搭載した「ザ・ビートルR-Line」が11月9日に発売されたのである。

2011年に発表されたザ・ビートル。最新のモデルラインナップは1.2ℓエンジン搭載の「ザ・ビートル・ベース」と同「ザ・ビートル・デザイン」、それに2ℓエンジンの「ザ・ビートル2.0 R-Line(アールライン)」だった。9月のマイナーチェンジでは、従来の「ターボ」が2.0 R-Lineと名称変更したことに加え、ボディ外板色が追加された。目的は日本法人によると精悍さを増すためといわれる。

外観上の特徴は前後バンパーの意匠が変更されたことが第一点。エアダムが大きく開けられ従来型よりスポーティな雰囲気が濃くなっている。「ザ・ビートル・デザイン」は名称のとおり凝ったスタイリングのモデル。ダッシュ・パッド、ドア・トリム、ステアリング・ホイールのトリムを外板色と同色にしている。それによって32通りのカラー・コンビネーションから選べるという。趣味性がより強くなったといえ、同車に興味を持つ層からはとりわけ歓迎されるはずだ。

コネクティビティの充実も新しさとして強調されるポイントだ。ザ・ビートルではフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム(ナビゲーションシステムなどのインフォメーションとオーディオなどのエンターテイメントを合わせた造語)を搭載。

スマートフォンを接続することによりミラーリンク、Apple CarPlay、Android Autoなど3つの通信プロトコルを利用できる。ナビゲーション・システムもより精度の高い位置情報や交通情報の受信ができるなどの特徴を持つ最新の716SDCWに変更された(オプション)。日常使用での娯楽性が増しているのである。

なかでもザ・ビートルR-Lineの走りが印象的だった。


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