フォルクスワーゲン・ザ・ビートルR-Line
公開 : 2016.11.09 05:58 更新 : 2017.05.29 18:56
ザ・ビートル2.0 R-Lineはさらに魅力を上のせしたモデルである。
2016年9月より従来のザ・ビートル・ターボから名称変更されたザ・ビートル2.0 R-Line(345.9万円)。155kW(211ps)の最高出力と280Nmの最大トルクを発生するDOHC4バルブ・エンジンを搭載した前輪駆動方式を採用している。だいぶパワフルだ。その数値は実際に走らせると納得いくものがある。すでにターボを知っているひとにはおなじみだと思うけれど、アクセル・ペダルへの反応はするどい。1700rpmから最大トルクを発生するため発進時も追い越し時もレスポンスは力強いのだ。
トルクバンドは1700rpmから5200rpmまでと広いため、その恩恵は中間加速でも充分に味わえる。軽くアクセル・ペダルを踏むだけでぐいぐいと前へ出ていく。ザ・ビートルではそのキュートさを感じる外観から、ほんわかというイメージがあるのだけれど、ザ・ビートル2.0 R-Lineはいい方向に予想を裏切る。足まわりは硬めの印象で、ハンドリングは高速走行でも安心感を与えてくれるしっかり感がある。
ただ硬いといっても、足まわりは上手にしつけられていて不快な突き上げはない。よく走るスポーティなドライブが楽しめる個性的なスタイリングの2ドア・クーペ。それがザ・ビートル2.0 R-Lineの特徴だ。