フェラーリF12ベルリネッタ新型を再びキャッチ
公開 : 2016.11.11 04:20 更新 : 2017.06.01 00:34
フェラーリF12ベルリネッタ新型のテスト車両を再びキャッチした。このモデルの発表は、2017年のジュネーブ・モーターショーと考えられている。
F12の新型は、マラネロ近郊で走行テストする様子が、一週間前にスパイ・ビデオにキャッチされた。
これまでキャッチした開発車両は、2台ともに厚いカモフラージュを施されているものの、その姿は現行モデルから大きく変わってはいない。つまり2017年型は、フル・モデルチェンジというよりは、ファイスリフトと考えるべきなのだ。
噂ではF12 Mのモデル名が与えられるという新型は、現行F12ベルリネッタの自然吸気V12エンジンにリワークを施すことで、最高出力は740psから780psに高められる見込みだ。これはF12 tdfと同等出力である。
これにより2017年モデルは、3.1秒という現行モデルの0-100km/h加速タイムを更新することになろう。さらに敏捷性を高めるために、F12 tdfで採用したバーチャル・ショート・ホイールベースというアクティブ・リア・ステアリング・システムを搭載する可能性もある。
インテリアについては、GTC4ルッソで採用されたデュアル・スクリーン・インフォテインメント・システムが装備される見込みだ。
価格は、現行車のエントリーレベルである£241,073(3080万円)より高額になると考えられる。
次世代型はどんなモデルに?
なお、ハイブリッド・アシストを受けるV12フェラーリは、今回のモデルチェンジでは採用されず、フル・モデルチェンジ版まで待つことになるようだ。セルジオ・マルキオンネCEOは先日、ハイブリッドの導入時期を2019年と明かしている。
次世代型のエレクトリック・テクノロジーは、ラ フェラーリのハイブリッド・システムをルーツとするため、最高出力は現行のF12をはるかに凌ぐ810ps以上という可能性もある。
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