フェラーリ、フォーミュラEの参戦を検討

公開 : 2016.11.12 04:40  更新 : 2021.07.12 18:38

フェラーリのセルジオ・マルキオンネCEOは、フォーミュラEの参戦も可能であることを明かした。

この情報は、報道陣からフォーミュラEのエントリーを検討しているか問われた際に、「答えはイエスですね。この件についてはフェラーリ内部でも検討をつづけています」とマルキオンネが答えたことに端を発する。

その会話のなかで、マルキオンネは現在のフォーミュラEには2つの問題点があるとしている。ひとつ目はバッテリーの残量が少なくなった時にマシン交換が可能なことだ。これについては「フェラーリの望む姿ではない」という見解だ。

ふたつ目は、シリーズが適用する標準化のレベルに関するもので、現在はワンメークのシャシーが導入されていることに不満を示している。

「エレクトリックカーの標準化については、マシンの開発が自由に行えないのではないかと、われわれは注意を払っています」とマルキオンネ。

シャシーの標準化がフェラーリの参戦を妨げる大きな要因になる可能性は高い。以前からフォーミュラEのCEO、アレハンドロ・アガグは他のシャシーを導入する可能性は低いと話している。それはエレクトリック・パワートレインの開発こそ優先されるべきと考えているからだ。



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