ゴルフ・ベースの新型SUV、来年登場へ

公開 : 2016.11.12 04:50  更新 : 2017.06.01 00:34

フォルクスワーゲンは、ゴルフのラインナップに、新型のクロスオーバー・スタイルSUVを投入する。これは、T-ロック・コンセプト(上写真)のアイデアをもとにつくられるモデルとなるようだ。

ゴルフをベースにしたこの新型SUVは、コンセプト・モデルとして来春のジュネーブ・モーターショーに登場すると言われている。ウォルフスブルグの関係筋によれば、プロダクション・モデルの公開は2017下期になる予定だ。

このモデルは、ティグアンの下のセグメントに導入されるため、入り口価格は£19,000(255万円)前後と考えられる。

開発が進められている市販モデル(下写真)ではT-ロックという名称にならないことをフォルクスワーゲンのハーバード・ディエスも認めており、AUTOCARが入手した著作権情報によればテレイカ―、トレビュー、トライブなどが申請されているようだ。

2014年発表のT-ロック・コンセプトでは、トランクにしまい込めるタルガ・ルーフを持っていたが、生産モデルは固定式の5ドア・ハッチバック・レイアウトの予定である。

T-ロック・コンセプトは、全長4179mm、全幅1831mm、全高1501mmで、ティグアンよりも246mm短く23mm広く199mm低い。重量はおおよそ1420kg程度で、エントリー・レベルの日産ジュークよりも25kg抑えられていた。

市販モデルのプラットフォームは、コンセプトと同様にスティール製のMQBを採用し、ホイールベースはティグアンよりも41mm短い2640mmとなる。これはゴルフにとても近い数値だ。

インテリアは、昨日公開されたフェイスリフト版のゴルフと同じダッシュボードを採用。タッチ、音声、ジェスチャーに対応するアクティブ・インフォ・ディスプレイ搭載の高解像度9.2インチ・インフォテインメント・モニターを完備する。

T-ロックは、2019年までに導入予定の同社のSUV3モデルに含まれる1台で、さらにコンパクトなT-クロス・ブリーズも2019年には生産化される見込みだ。


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