text & photo:Kentaro Nakagomi (中込健太郎)
すっかり恒例行事となった、秋の車山高原のフランス車の祭典「フレンチブルー・ミーティング」(FBM)が今年も開かれた。
最初のうちはフランス車に乗る愛好家やショップの情報交換の場としてスタートし、参加者の中の飲食関係のお仕事をされているメンバーがスープを出す、という程度のイベントで始まったフレンチブルー・ミーティングも今回で30回目。今や数千台規模のイベントにまで大きくなり、日本を代表する自動車のイベントの一つになった、と言って差し支えないだろう。
例年よりやや遅い10月末の最後の週末での開催となった今回は、もちろんその記念すべき節目の開催を祝うムードに加え、まさにとてもきれいに色づいた紅葉も、年に一度車山に集うフランス車乗り達を歓迎した。
すっかり恒例となったジムカーナやフリーマーケット、前夜祭なども大変な盛り上がりを見せた。山の天気は変わりやすいもので、土曜日は濃霧に見舞われたが、日曜日は一転、終日好天に恵まれた。冬の訪れを前に、車山高原ではフランス車を囲んで、今年も同好の志が再会を喜び、話に花を咲かせる光景が多数散見された。
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土曜日は濃霧に見舞われた車山高原。
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室内は石油ストーブの匂いで一杯だ。
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車山高原を行くルノー・エスパス。
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掘り出し物に多数会えるのもFBM。
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つい撮ってしまうのはプジョー605。
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こういう並びもFBMならではだ。
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燃えるような紅葉も華を添える。
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愛車とのエピソードは尽きない。
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フォルムだけではないDSの美しさ。
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人を笑顔にするR4プレネール。
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2CVを前にスケッチする少女。
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パナール。強烈に惹きつける1台だ。
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AXもデビューから今年で30周年。希少だが記念する展示も。
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Dスーパー、西日本への帰路に就く前の最終調整を行っていた。
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BXのフロントには「売りたし」の札。こういう光景もFBMならでは。
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JAVELブースで売られたオリジナルのバッグ。売り上げはチャリティーに。
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オーナーズ・クラブの勧誘も熱心だ。クルマを通して楽しみは広がる。
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CX用オリジナルデザインのホイールを型から新調。購入者を募っていた。
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カーボックスのブースではディーゼルのC5とエスパスを展示。多くの人が足を止めていた。
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OZのブース。スポーツタイプ用ホイールのみならず、人気のカングー用など幅広く対応する。
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FBMは老若男女を問わず、来場者が気ままに過ごすことができる時間。車山高原、秋の風物詩だ。
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スピダーの一群。メインストリート沿いに毎年集うだけに、シャッターを切る人だかりができていた。
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世はハロウィンだけに、かぼちゃを飾っているクルマなども会場のあちこちに散見された。
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YMワークスのブース。ルノー・トラフィックの前で、日本未発売モデルのWEBカタログを端末で紹介していた。
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息をのむ美しさのシトロエンSM。オーナーの方が内装を見せくださった。
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もちろんその存在感は、外観のフォルムでも惹きつける。のびやかで優雅だ。
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アウトニーズでは入荷したての素晴らしいコンディションのディアーヌが。
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プジョー106でも正規輸入されたS16ではないベイシック・グレードのモデルも秋の車山だから出会える1台。
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京都のテクノパンはクルマ好きが集うパン屋さん。会場ではテクノパン・オリジナル・グッズを紹介していた。
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きれいなメルセデスW124のコンバーチブル。フレンチブルー・ミーティングに並ぶ非フランス車も注目だ。
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リアデザインで語り掛けてくれるフランス車。午後になると帰途に就く人も。それも見ていて飽きない。
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フレンチブルー・ミーティングに合わせて納車されたという希少なメガーヌのディーゼル仕様。
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愛犬も一緒に参加。そういう参加者も多数見られた。こうしたセーターから飼い主さんの拘りを感じる。