プジョー3008 1.2ピュアテック
公開 : 2016.11.17 05:40 更新 : 2017.05.29 19:00
ところが、131psを発生するこのエンジンは、想像以上に働いてくれる。確かに速さは期待できないし、ボディの重さも感じられる。
とはいえ、トルクが太く、スピードが上がらなくてストレスが溜まる思いをせずに済む。荷物満載のディーゼル車に乗り慣れているようなユーザーなら、必要十分な動力性能だというに違いない。
このエンジンに組み合わされるトランスミッションは、6速MTが標準仕様。吟味されたワイドなギア比は、ゆったりしたクルージングを可能にする。
レバーのストロークが長く、操作感はやや曖昧だが、クルマの魅力を損なうほどの問題ではない。また、6速のATも設定されている。
現行プジョーの多くがそうであるように、ステアリングホイールは小径で、真円ではない形状を採る。クイックなラックとの組み合わせは多少の慣れを要するが、少し走っていれば、小さな入力で適切な操作ができるようになる。
フィードバックはそれほど多くないが、精確で、スポーツ・モードを選ばなければ重さも適度。低速域での操作も非常に楽だ。