ヒュンダイ・アイオニック・オートノマス・コンセプト
公開 : 2016.11.17 05:10 更新 : 2021.03.05 21:38
ヒュンダイはロサンゼルス・モーターショーでアイオニックのオートノマス(自動運転)コンセプトを発表した。この自動運転技術は、すぐにでもプロダクション・モデルに搭載することが可能だという。
アイオニック・オートノマス・コンセプトは、前面のレーダー、スリーウェイ・カメラ、GPSアンテナ、ブラインド・スポット・レーダーなどから構成されるセンサーを備え、既にプロダクション・モデルに採用されているドライバー・アシスタント・システム、オートマティック・エマージェンシー・ブレーキ、スマート・クルーズ・コントロール、レーン・デパーチャー・ワーニングと組み合わせられて作動する。
コスト的にも抑えられたシステムだが、ヒュンダイは将来的に自動運転をクルマに組み入れるためにはこのコスト面が重要になると見ている。
ヒュンダイUSAのプロダクト・ボスであるマイク・オブライエンは、「われわれはサイエンス・テストをしているわけでなく、実際のクルマに組み込むことを目指している。既存のシステムを有効に活かした上で、インハウスで開発を進めている。」とコメントしている。
現在、アイオニック・オートノマスは、韓国の特定の市街地でテストが行なわれており、ロサンゼルスでの走行テストは行なわれていない。ヒュンダイは、2タイプのアイオニック・オートノマスを来年1月のラスベガス家電ショー(CES)で公開する予定だ。