ボルボ・コンシェルジェ・サービスの実験を開始

公開 : 2016.11.18 04:21  更新 : 2017.06.01 00:33

ボルボ・カーズは、コンシェルジェ・サービスのテストをサンフランシスコで開始した。

このコンシェルジェ・サービスは、スマートフォンを使用して自分のクルマにアクセスできるアプリケーション、“ボルボ・オン・コール” の追加機能となるもので、11月中にスタート、XC90およびS90のオーナー約300名が参加する予定だ。

具体的には、給油、洗車、整備点検などをコンシェルジェが行うというもので、例えば、朝出勤をして、夕方帰宅するまでの間に給油、洗車、整備点検を行ってもらえるというもの。また、必要な時に自分のクルマを他の場所に移動してくれるサービスもあるようだ。

操作はスマート・フォンで行う。テスト用のアプリを使って、最寄りのコンシェルジェ・サービス実施拠点を確認しオーダを依頼する。オーダーはボルボ正規サービス拠点に送信され、給油、洗車、定期メンテナンス、その他オーナーが依頼する追加サービスが行われるという具合。

このアプリは1回使い捨てのデジタルキーを発行する。そのデジタルキーは場所と時間を特定し、ボルボ正規サービス拠点に送信される。そしてサービスが完了すると、クルマがロックされてデジタルキーは失効する。クルマは元の場所に戻されるか、お客様が指定した別の場所に届けられるという。

ボルボ・カー・グループのグローバル・コンシューマー・エクスペリエンス担当上級副社長、ビョルン・アンウォールは、このコンシェルジェ・サービスについて、「想像してみてください。朝出勤して車を停め、帰宅時には、車の整備点検や洗車、給油が完了している。これが、私達がお客様に提供しようと考えているサービスです。私達の調査では、人々が毎週これらの作業に何時間も費やしていることがわかっています。もっと有益なことに使えるように、私達は時間をボルボのお客様にお返ししたいと
思います。」とコメントしている。

なお、このボルボ・オン・コールおよびコンシェルジェ・サービスの日本での導入は未定だ。

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